原子力発電所で事故や災害によって被ばくしたけが人が出た場合に備えて福井市の県立病院で医療訓練が行われ、医師や看護師が対応を確認しました。
県立病院では、事故や災害によって原子力発電所で被ばくしたけが人が出た場合に備えて毎年、訓練を行っています。
訓練には県立病院の医師や看護師などおよそ50人が参加し、震度6強の地震で、原発で働いていた作業員が高い場所から転落してけがをし被ばくしたという想定で行われました。
訓練では放射性物質による汚染を避けるため患者を専用の処置室に運び、防護服を身につけた医師たちが診察をするのと同時に、患者がどれだけ被ばくしているかを調べました。
そして右腕の傷口が汚染されていることがわかると水で放射性物質を洗い流しました。
また、どのような物質がどれだけ付着しているかをあとで調べるために、患者が身につけているものや医師が着た防護服、それに使ったガーゼなどをすべて回収することも確認しました。
訓練を指導した県立病院救命救急センターの前田重信医師は「いろいろな医師に被ばく医療を知ってもらう機会になりました。今後もさまざまな状況を想定して準備していきたいです」と話していました。
09月28日 20時48分