西アフリカでエボラ出血熱拡大

TomoNews JP 2015-05-12

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西アフリカで、エボラ出血熱の感染が過去最悪の規模で拡大している。今回流行しているエボラ出血熱は、2014年2月にギニアで発生を確認。その後、隣国のリベリアとシエラレオネに感染が拡大していった。7月31日現在、リベリアでの感染者数は329人(死亡156人を含む)、西アフリカ3か国全体で確認された感染者数は1300人超となり、うち死者は729人に達している。エボラ出血熱は、感染した人の血液や分泌物に直接接触したり、汚染された注射針などとの接触により、人から人へ感染する。 発病すると、激しい嘔吐や下痢、出血などを引き起こす。基本的に空気感染をしないが、リベリアは国境と学校を閉鎖、また幾つかの集落を隔離するという措置を取った。リベリア、ギニアと国境を接するコートジボワールでも、ウイルス拡散を阻止するため、監視を強化している。咳やくしゃみなどの飛沫や、身体的接触では感染しないとされるエボラ出血熱が、ヨーロッパやアジア、アメリカに広がる可能性は低いと専門家は見ているものの、WHO(世界保健機関)などが警戒を続けている。

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