関税を撤廃し、自由貿易をするためのルールがTPPである。いわゆる環太平洋経済連携協定である。
アメリカが主導して作った経済ルールであるが、どうやらその裏には思惑が隠れているようだ。
確かに加盟各国が、関税を無くすことでこれまでよりも貿易がスムーズになる。日本も含め外国に売りやすくなるのは必至である。
しかし貿易をやり取りする言語が英語ということもあり、日本人にはあまりなじめないものである。もちろん世界の共通語として英語は確立されているが、英語と決まっていることには抵抗を感じざるを得ない。
まさにアメリカが作ったルールの象徴でもある。
アメリカの作ったルールを使うというのは、植民地化と呼ぶにふさわしい。言葉では直接言わないが、実質的に植民地化であることに変わりがない。