消え去りし友 Compagnon Disparu エンリコ・マシアス Enrico Macias
1963年 アンリ・ウルゲンが作詞、マシアスが作曲し、デビュー間もないころに発表された作品。
故郷のアルジェリアでの体験は、彼の人生を左右し、決定的なものとして多くの作品を創り出す重要な要素となっています。
1954~’62年にわたるアルジェの独立動乱で昨日まで同胞だった者同士、仲の良かった隣人達が殺し合うという狂乱の最中に、音楽上の師であり、オーケストラの指揮者でもあり、妻の父でもあった義父をある朝、待ち伏せしていた暗殺者の銃弾で失い、同じ年の親友や、従兄弟等親類の何人かも犠牲になるにおよび、残された家族は8人で砲煙の下を掻い潜りながら、難民となってフランスへと脱出した。
その船中で、人々の想いや郷愁を夢中になって詩に書き留め、唯一抱えて持ってきたギターで曲を創り、歌い、共に涙したという。
訳詞・編曲・歌 Sima
Pf にしかわまこと / in 市川 ラ・メール
訳詞 no.95 (初稿)
シャンソン・訳詞のチャンネル
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